たとえば毎日20分かけて歩いていた道。
歩く以外に方法がないときはなんとも思わなくても、
一度車に乗ってしまうと20分歩くのが億劫に感じてしまう。
人間は、放っておくと楽な道を選びます。
それはもう本能なので仕方ないですが、
辛いのは、一度楽を覚えると、
もともと20分歩いていたときに感じていなかったストレスを、
感じてしまう自分になってしまうことです。
もともとは何とも思わなかったことが出来なくなってしまう、
それがこわいところですね。
人生には、こういったことがよくあります。
そういった意味では、どこにも「楽な道」なんて、
存在しないのかもしれません。
地道に一歩ずつ自分の足で歩むこと、
そこを一番大切にすることが、やはり大事なのだと思います。