家庭内でいろいろな経験をさせてあげることが大切です。
たとえば部屋でボール遊びをする子ども。
案の定、フォトフレームを倒して割ってしまいます。
当然、片付ける必要がありますが、
お母さんは、掃除道具の使い方の指示はするけれど
決して手は出さない。
子どもは、
「片付けは大変だった。時間がかかって遊べなくなって嫌だった」
といった気持ちを経験します。
部屋のなかでボール遊びをするということは、
万一何かに当たったらその片付けもするということなのだ、
と頭ではなく体と心で覚えます。
「万一何かに当たったら片付けが大変だからやめなさい」と
言葉で言われるより、ずっと効果があります。
子どもが慣れない手つきで掃除をしているのを
手伝ってあげたくもなるし、
結局、後でもう一度こっそり自分で掃除することになるのですが、
これもひとつ、家庭でできる経験からの学びだと思います。