若いころは、
物事の判断力が未熟で、過ちを犯すこともある。
まわりに迷惑をかけ、
なにより、自分自身が一番傷ついたかもしれない。
もちろん、時が経ってもその過ちは
消えてなくなることはないし、
無かったことにも出来ない。
しかしそんな過ちがあったからこそ、
今、正しい判断力や思いやりの心を持てるようになった。
自分よりも若い人に、
かつての自分に誰かがしてくれたように、
励ましの言葉がかけられるようになった。
同じような過ちを犯す若い人に、
人間の奥深さを伝えられるようになった。
人間の心の成長は、
身体の成長が落ち着いた後こそが本番です。
そこから一人の人間として、
様々な経験や心の痛みを通じて深みを増していくのです。
<子供の心得>
悩んで悩んで。失敗を重ねて。
それでも僕らは前を向いてただひたすら走って行く。
どうしても人間は身体の方が早く成熟する。
心の成長には時間がかかるものだ。