誰もが、生きていれば経験する可能性のある、
地面が揺らいで立っていられないような、
深い深い、悲しみや苦しみ。
明日からどうやって生きていけばいいか、
まったく見当がつかないほど打ちひしがれていても、
やはり人生は続いていて、
生きていかなければなりません。
時の経過とともに、
またもとの生活を取り戻し、
笑うこともできるようにはなります。
しかし、決して忘れることなんてないのです。
ずっとずっと心のなかにあるのは変わらないけれど、
自分自身がその悲しみとの向き合い方を
会得していく。
それはまさに、人間の生きる強さなのだと思います。