子ども向けの映画のラストのように、
すべての問題が解決し、
悪者は負け、正義は勝ち、
みんなが笑顔ですべてが丸くおさまる。
そんなにうまくは、なかなかいかない。
すべてうまくおさまって、
正義は認められて、嘘は暴かれて、
悪者は反省する。
みんなが幸せで、みんなが笑顔になる。
70%くらいは、そんな状態になることもあるけれど、
やはりそんなにうまくはいかない。
辛い犠牲があり、
反省しない悪者がいて、
嘘は嘘のまま人を傷つけ、
正義は恐怖に屈したりする。
それでも私たちの目の前には、
子どもたちがいる。
これから未来をつくる、子どもたちがいる。
私たちは彼らに、人間の優しさ、厳しさ、素晴らしさを
伝えていく責任がある。
生きていくことは簡単ではないけれど、
命は尊い。
それをきちんと伝えていかなければならない。