齋藤:こんにちは!本日は滋賀県栗東市の「とりごえ整骨院」さんにお邪魔しています。スタッフが実際に施術を体験しながら、インタビューをして健康にまつわるお話を勉強させていただきたいと思います。宜しくお願いします。本日のテーマは「砂糖」です!
鳥越院長:宜しくお願いします。今日は砂糖がテーマと言うことでしたが、、、例えばアレルギーとかアトピーも砂糖が原因なことが多いってご存知でしたか?
齋藤:スタッフの方が、イカのアレルギーなんですが、小5ぐらいに発症したらしく、、、
鳥越院長:アレルギーって難しいもので、抗体反応として捉えられるものなんですね。
砂糖はそれがひどい場合が多いんですよ。一度出てきてしまったアレルギー反応体を守るために起こっているので、ただそれが重度に出てくるっていうのは過剰に起こりすぎてるんですよね。
例えば悪者をやっつけるために抗体とかアレルギーって起こる訳じゃないですか。
で、倒してくれるんですよね。それで終わりっていうのが普通なんですけど。
砂糖が体に入って腸で分解される過程で、ヒスタミンっていう炎症を起こす成分が過剰に生産されてくるんですよ。
それのせいでひどく抗体反応が起こってしまうなので、そのアレルギー症状がきつく出たりだとか。
http://karada-naosu.com/category19/entry86.html (ヒスタミンがアレルギーの原因になる事の参考記事。川本診療所。)
齋藤:花粉症とかもですか?
鳥越院長:花粉症とかもそうですね。
花粉症の症状がきつくて仕方ないという人は大概、原因は砂糖ですから。
糖質をある程度コントロールしてあげれば、花粉症の症状というのは引いていきます。よっぽどひどくないかぎりそれで治るから。
僕の友人がひどくて一回相談来たので、どうしたらいいって言わたから砂糖やめろって言って、砂糖辞めさせたんですよ。
齋藤:結果はどうなったんですか?
鳥越院長:1年目で症状が半分ぐらいになって、2年目なんかほとんど出ないって言ってました。
目がかゆいとか、喉がいがいがすることは多少はあっても、前みたいにひどかっないって言ってるので、それはやっぱり砂糖の影響かなと。
齋藤:でも1年とか2年砂糖やめるって、普通の生活してたら、なかなか難しいと思うんですけど、そこはやっぱり心のコントロールの問題なのでしょうか?
鳥越院長:そうですね。やっぱり「自分がどれだけその症状が嫌か」っていうことですよね。
もう本当にひどくて、涙で目が見えないっていう人だと、車運転してる時の大変だとか、常にくしゃみが出続けて日常生活もままならない、っていう状況になってたんで。
そうなってくると、やっぱりちょっと「砂糖やめな」というところからスタートして、やめたら1〜2週間くらいで「あれ?結構いいかもしれない」っていうふうになって、その最初の1〜2週間ぐらいで効果が出ると楽しくなってきて、続けられるようになっちゃんですよね。
目に見えてその作用が分かるっていうのが大きいと思うですけど。
ただ、分かりにくい人もいるので、その場合はなかなかしんどいかもしれないですけど、止めたらほんといろんなことが変わってくるんで。
齋藤:例えば他にどんな変化がありますか?
鳥越院長:例えば女の人で言うと肌荒れしない、便通も良くなる、後は今までアレルギー症状が起きないとか、生理痛も楽になるとか、あと関節痛いとか、筋肉痛になりやすいとか。
そういう節々の痛みも起こりにくくなったりします。まぁそれも砂糖を分解するためにビタミンBをたくさん使うんですよ。
ビタミンBは筋肉を成長させたり、筋肉を保つためにすごく必要な栄養素なんですけど。そのビタミンBを、「砂糖を代謝する」ために一杯使っちゃうと、筋肉に栄養がいかなくなる。だから常に体がだるい状態になる。
http://gooday.nikkei.co.jp/atcl/column/14/091100012/121100005/ (「疲労回復、集中力アップにはビタミンB群をガッツリ摂る」松倉 知之(まつくら ともゆき)日本形成外科学会・日本美容外科学会・日本整形外科学会・国際形成外科学会専門医、医学博士。)
齋藤:ということは砂糖を食べ過ぎると筋肉が付きにくくなるんですか
鳥越院長:「筋肉が付きにくい」というよりも「筋肉の疲れがとれにくくなる」。
齋藤:ああ、なるほど。
鳥越院長:筋肉に栄養が行きにくい。常に体がだるいという状態になりやすいと。
しかし一般的に、砂糖は脳に栄養を与えるとかって言われたりするんですけど、まあ、脳に栄養を与えるのは「糖」であって、「砂糖」ではない。
砂糖は「栄養ゼロの高カロリー食品」ですからね。リスクしかないもの。笑
ホワイトドラッグって言われるくらいだから、言ってしまえばもう、麻薬に近い。依存性が高いんですよね。
https://eonet.jp/health/healthcare/health71.html (「甘いものがやめられない砂糖依存症」 監修:福本認知脳神経内科)
齋藤:ではその代わりにどんな糖を摂るのがオススメなんですか
鳥越院長:摂って良い糖なんてないんですよね
齋藤:え、じゃあ糖が脳に栄養を与えるとかいう問題はどうすれば、、、
鳥越院長:まあ、めっちゃ難しい話をしてしまうと、砂糖は二糖類というやつなんですよね。
齋藤:あぁ、なんかで聞いたことはあります。
鳥越院長:なんか聞いたことあるでしょ?
基本的には、例えばデンプンというのから始まって。
でんぷんはご飯ですよね?ご飯とか炭水化物ですけれど、それを噛む事で唾液の中にあるアミラーゼで分解されます。膵臓から出る膵アミラーゼにより消化が進行して、
今度は小腸にあるマルターゼやスクラーゼによってブドウ糖や果糖のような単糖類に分解されて、小腸から吸収されます。
齋藤:多糖類から単糖類に変わってゆくと。
鳥越院長:その単糖類になって初めて吸収されるんです。
でも砂糖って最初から二糖類なので、すぐ単糖類に分解されるから血管に吸収されるのが早いんですよ。
<図:糖の分解について>
そうすると一気に栄養を与えてくれるから、一瞬活性化します。
だから、例えば線香花火みたいに、いきなりパチパチパチって燃えて、パッと落ちちゃうっていう状態になるので、すぐ切れちゃう。
ずっと以前に供給され続けるっていうものではないですよね。
これがご飯とかだと、分解するのに時間がかかるから、常に栄養供給されている。ゆっくりとを長時間かけて吸収される。だから低血糖っていうのが起こらないんですよ。
齋藤:砂糖よりも血糖値の乱降下がしないと。
鳥越院長:そういう「低血糖を作り出す状況」にならないんですよね。
で、特にダイエットとかも連動してくるんですけど、ダイエットするとき何が一番大事かというと、よくダイエットに失敗する人が陥っているのは、血糖値のコントロールができていない事なんですよね
齋藤:ははあ。
鳥越院長:どういうことかというと、血糖値っていうのは高くなりすぎると問題があるんですけど、低くなりすぎるとこの倦怠感とか、栄養が枯渇することで筋肉とか肝臓とかから栄養回すんですよ。
齋藤:本来必要だったところから、回してしまう。
鳥越院長:そう。蓄えているところから持ってきます。そこを使われると余計に体がしんどくなる。ていう状態。要は筋肉とか肝臓とかっていう所から取り込もうとするから、内臓皮膜になったりとか皮下脂肪が大量についたりとか。
そこで今度は糖質がたまに入ってくると、胃もここぞとばかりに一気に取り入れようとする。
齋藤:砂糖はやっぱりはやめるといいんだなあ。あとは、ゆっくり血糖値が上がる多糖類をとると言うことですね。
齋藤:シュークリームとか甘いものは食べられないですね。笑
鳥越院長:シュークリームは、、、そうですね〜。あんまり食べられないですが、唯一救いの手を差し伸べるとすればあんこ。
齋藤:え、あんこって砂糖いっぱい入ってるんじゃないですか?
鳥越院長:そう砂糖の塊なんですよ。だから本当はダメなんですけど。笑
日本人のすごいところで、小豆って血糖値の上昇を抑えるんですよ。
なので砂糖は大量に入ってるけど、小豆でおさえてくれるから一気に血糖値が上がらない。ゆっくりとしか上がっていかないですよ。
(https://kenka2.com/articles/1183 【解説】加藤淳(北海道立総合研究機構道南農業試験場場長・農学博士)
齋藤:あ、そうなんですね。
鳥越院長:なので血糖値のコントロールがしやすいから、洋菓子と比べてパンチがないので血糖値の乱高下っていうのが起きないんですよね。
徐々に徐々に供給されてくるから、持続性はある。砂糖はたくさん来ちゃうんですけど(笑)
でも洋菓子よりは、ゆっくり吸収されるから、良くはないんだけどまあ、、、
齋藤:まだましですか。
鳥越院長:そう、まだマシ。
ただ甘いものが欲しくなるっていうのは必要な要素が足りてない場合が多いです。
ケイ素とか、リンとか、、、体の中に足りてないと、砂糖が異常に欲しくなったりとか、代謝する時に使う必要な栄養素なんですけど、栄養素が足りてないとその反動で、別の物を欲するっていう。
わかりやすく言うと貧血の人って、鉄が足りないんですけど、貧血気味の女性とか氷かじりますよね。
貧血の人って冷たい氷食べたがるんですよ、まあ味覚反応とか、味覚異常とかって言ったりするんですけど。(https://doctors-me.com/doctor/mental/19 「氷食症」)
それをサプリメントで補うのもいいんですけど、まあ普通の食事でとったほうがいいかなぁという感じですね。
また砂糖はアレルギーとか、アトピー、免疫関係に問題ができますし、後はどうですか、骨ももろくしますね、だから成長障害にもなってきますし、子供にはあんまり砂糖与えすぎないほうがいい。
最近の子供が骨おりやすいっていうのほぼ砂糖のせいだと思いますね。
齋藤:骨折して来られる子供はやっぱり多いですか。
鳥越院長:そうですねー多いですね。増えているのはやっぱりその砂糖かなと思いますね。で、後はビタミンが不足しているので、風邪引きやすい。砂糖をとることが万病のもとだったりしますただ、欲しくなるのが、砂糖なんですけどね。(笑)
齋藤:なんでそんなに身体に悪いものを、身体は欲してしまうんですかねー。そこはやっぱり意思の力で我慢するしかないのでしょうか?
鳥越院長:気持ちとかというと、東洋医学の話を出してくると、意外と連想ゲームなんですけど、甘いものが欲しいっていうのの連想ゲームで、それを転写するもの考えればいんですけど、
「甘いのが欲しい」っていうのは「甘えたい」っていう感じになるんですよ、例えば。
一人で根詰めてバーって仕事とかしてるとかっていうのは、結構人に頼れなかったりするからで、仕事を振りたいんやけど、振れないっていう感情とかを転写するのが甘い物だったりします。
だから、その辺の問題がクリア出来ると、意外と砂糖がいらなくなるから、砂糖を取る量が減るときは、仕事もうまく回っているとか、、、、
食事だけじゃなくて、性格とか生活も繋がってくる。やっぱり感情の問題も連結してくるところなので。
砂糖が食べたいと思わない時期は意外と仕事もうまく回っていたり、甘えられてたりとか、、、
齋藤:精神の状態も食べたいものに関係してくるんですね。
鳥越院長:はい、今日の施術はこれで終わります。こんな話でよかったですか?
齋藤:はい!ありがとうございます。難しい話も簡単に例えてくれたので、面白かったです。とても勉強になりました。
<監修>
とりごえ整骨院 院長 鳥越孝一先生
<保有資格>
<HP・SNS>
とりごえ整骨院
こんにちは!最近では、主食で白米よりも玄米を食べている方も増えてきているのではないでしょうか?
お母さんの中には、子どもにも玄米でいいのか、、、何歳から食べてもいいのか気になったりはしませんか?消化能力がまだ発達中の段階では早いかもしれませんが、高い栄養価のメリットもあります。
日本食品標準成分表<七訂>によると、100gあたりの栄養素では、
<g> | 水溶性 | 不溶性 | 食物繊維総量 | 鉄 | カルシウム |
玄米 | 0.7 | 2.3 | 3.0 | 2.1 | 9 |
精白米 | – | 0.5 | 0.5 | 0.2〜0.8 | 5 |
普通の精白米よりも、水溶性、不溶性の食物繊維や鉄、カルシウム、その他のビタミン・ミネラル群が豊富です。バランスよく栄養が摂取できる完全食品と呼ばれています。
白米と比べると、玄米は低GI食品です。このようなGI値が低い食品は、ご飯やパン、麺などの炭水化物を摂取した後に上がる血糖値を、緩やかにしてくれます。
血糖値が急激に上がるのがなぜ悪いのかと言うと、
急激に上がると、インスリンという物質により急激に下がりやすくなり、昼ごはんの後に怒る眠気などが起こります。
また、ドーパミンの減少で思考力の低下、意欲の低下も招くと言われます。
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それが、玄米ならばゆっくりと吸収する低GI食品なので起こりにくく、午後の勉強にも集中して取り組めると言う事です。
それでは子どもの場合に気になるポイントを挙げていきます。
一つ目は消化の問題です。大人の場合でも、慣れていなかったり、食べ過ぎると消化しきれていない場合があるので、子どもはなおさらです。2〜3歳よりも前だと早いかもしれません。
まずしっかり噛めるようになってから、それでもいきなり始めるのではなく、少しずつ白米に混ぜるところから様子を見た方がいいと思います。
玄米の豊富な栄養の元になっているのは、白米では精製されて取られている糠(ぬか)にあります。米偏に、体の丈夫を意味する「康」と書きます。
しかし、この糠にアレルギー反応を起こしてしまうケースがあるようです。もし湿疹などが出るようであればアレルギーかもしれません。
また、玄米には残留農薬があると言う話がありますが、賛否両論あるようです。心配な方は無農薬を選ぶのが無難です。
子どもの体調や様子を見ながら、大丈夫そうなら親子で玄米にしてもいいかもしれないですね♫
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