子供の皮膚は大人よりも薄く刺激にも弱いですが、外で遊ぶことも多いため、紫外線対策をしっかり取らなければなりません。
そして影響は大人になってから出てくるので、子供のためにも親がしっかりサポートする必要があります。
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こちらのグラフは、『国内の紅斑紫外線量年積算値の経年変化』(http://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/diag_cie.html)です。
1990年から観測されていますが、グラフの3地域全てで、だんだん強くなってきていることが分かります。このように近年の紫外線は、親たちが子供の頃よりも強くなってきているのです。
骨を作るために必要なビタミンDを作り出すという、メリットがあります。しかし、その必要量は1日に手の甲が15分ほど日に当たる程度の日光浴で十分なので、意識せずとも夏場なら普通に当たっていると思います。気をつけるのは過剰な日光浴。それは逆効果になります。
デメリットとしては、将来皮膚ガンの危険性が高まる、目の病気になりやすい、シミやシワができやすくなる。などがあげられます。
目への影響としては、海に行った時に赤くなっている時ありませんか?そうなると、角膜炎になっている可能性があります。
目の水晶体は、15歳を過ぎるまでは紫外線を通しやすいという特徴があります。様々な目の病気の原因にもなりやすいので、UV加工が施されたサングラスをかけてあげましょう。外にいる時間自体も長い分、ダメージも大きくなります。
外で遊ぶときはつばが広い帽子をかぶりましょう。特に、子どもがサングラスを嫌がる場合は帽子が救いの手です。
日焼け止めは、赤ちゃんからでも使うことができます。ベビー用や子ども用と書いてあり、低刺激の物を選ぶようにしましょう。
日が伸びる夏は、外遊び、海やプールなど、日差しを浴びる時間が増えます。その中でも特に紫外線が強いのが10時〜14時までの時間帯です。この時間帯には特に注意するようにしましょう。
<参考サイト>
NHKテキストView『子供にこそ欠かせない紫外線対策』http://textview.jp/post/health/14548
日本小児皮膚科学会『子供の紫外線対策について』http://jspd.umin.jp/qa/03_uv.html
『紫外線のピーク到来! 子どもにもサングラスは必要?』https://iko-yo.net/articles/350