毎日の献立を考え、食材を揃えて料理する。
簡単に言ってしまうとこれだけのことですが、日々の食事の支度はとても大変です。
こんな大変な料理も、子供から見たら憧れの仕事です。だって、大好きな人が毎日家族のためにしてくれていることなのですから!そして、皆さんの手から紡ぎ出される美味しい料理♡「自分もやってみたい!」と思わずにはいられないでしょう。
しかし、皆さんにとって子供の料理のお手伝いは難関ではないでしょうか?包丁や火を使うお仕事、子供に安全に怪我なく料理をお手伝いしてもらうには…と悩まれることでしょう。
ここで親子でご機嫌さんに料理をするポイントをご紹介します。
やはり皆さんここで悩まれることと思います。そうなんです、お料理は奥が深い。だから子供にお手伝いしてもらうにはハードルが高いと思われる方が多いかと思います。
「子供が何歳から料理に興味を持ち始めたか?」「子供が何歳の時に一緒に料理を始めたか?」をグラフにしたものがあります。
この結果、子供が5歳の時に一緒に料理を始められるご家庭が多いようです。5歳くらいになれば、子供との意思疎通がしっかりとでき、こちらからの指示もしっかりと守ってくれるようになるからなのだと思われます。
東京ガス 都市生活研究所「親子料理の意識と実態2014」より
それ以前の年齢では、自分のしたい事が優先になってしまい、思わぬ事故につながりかねません。そうなると、「料理のお手伝いはもう少し大きくなってからにしようかな…」という結論になるのでしょう。「子供が安全に怪我なくお手伝いできる」という点では、料理はハードルが高いイメージが強いのだと思います。
しかし、安全に怪我なくできるお料理も沢山あります。
などなど、ここに挙げただけでも、これだけあるのですから、もっと沢山あると思います。
玉ねぎの皮むきでさえ、もう料理の一つなのです!我が家では、このような作業は、一番下の娘(4歳)も上手にしてくれます。もちろん、最初のレクチャーは必要ですが、あとは簡単、子供に任せられます。
「任せられた」ということで子供は喜んで、やる気になってくれます!ボウルに入ったもやしの、ヒゲを取って、ヒゲの取れたもやしをまた別のボウルに入れていく。その作業を一生懸命やってくれます。
「出来たら言ってね」その一言の後は、子供に任せます。そして、最後まで出来た時は、「ありがとう!たくさんあったのに、全部出来たね~!助かったよ♡」と、勇気付けの言葉をかけてあげましょう。
どんなお手伝いもそうですが、始める時にはエネルギーが必要です。どんなことをやってもらおうか?どのくらいの作業がこの子に合っているのかな?みんながご機嫌さんでできるお手伝いにするには、どうしたら良いのでしょうか?
料理にはたくさんの工程があります。その中で子供に安全に怪我なく、お手伝いしてもらえるものを、子供と相談しながら決めて行きたいですね!
こちらから指示するだけでなく、子供と相談して決めるということが、子供のやる気を育むポイントだと思います。
私の知り合いは、お子さんが3歳のお誕生日を迎えられた日に子供用の包丁をプレゼントしていました。
そのようなご家庭では、料理に関わる年齢が早くなり、平均的な料理を始める年齢の5歳になれば、色々なことができるようになっていることと思います。
このように、お子さんに料理のお手伝いをお願いする時期はご家庭によって様々です。ですからその子の年齢や能力により、皆さんがお子さんにお願いする仕事をお子さんと相談しながら選んで差し上げてください。
とは言っても、「子供と相談する」のにも、エネルギーが必要です。子供は自分の「やってみたい!」にまっすぐです。
それを、「まだ小さいし」「これはこの子には難しいのでは?」と断ってしまってばかりでは、子供のやる気をくじいてしまいます。
子供との相談の中で、どうやってご機嫌さんでお手伝いを始めたら良いでしょうか?
皆さんが「お子さんにやってほしいお手伝い」があるのであればそれを提案するのがいいと思います。
その時に「これをやって」「これはダメ、これにして」という言葉は一方的に捉えられてしまいがちです。
「◯◯ちゃんにこれをしてもらったら、お母さんは、すごーく助かるんだけどな♫やってもらえると嬉しいな♡」
という、「私はこう思う」という話し方は、『アイ(I)メッセージ』と言い、自分の気持ちが相手に伝わりやすい話し方です。物事の善し悪しよりも、「私はこう思う」と伝えることで、相手とのより密なコミュニケーションを図ることができます。
大好きな皆さんにお願い事をされたら、お子さん達は叶えてあげたい!と思ってくれることでしょう。
でも、お子さんにもやってみたいことがあります。
「えー!僕(私)は、これがやりたいのにー!」
ということもあります。その時にも、Iメッセージを使ったお話で「相談しながら」決めていただけたらと思います。皆さんとお子さんの間に「共通の目標」ができれば、お料理もスピードアップすることでしょう。
お手伝いの内容が決まったら、親子クッキングの始まりです!
でも、ちょっと待って!キッチンはコンロもあるし、子供の顔の高さにまな板や包丁が置かれていたり、危険がいっぱい!
キッチンにスペースが十分というご家庭は少ないのではないでしょうか?せっかくお料理を始めるのですから、ご機嫌さんで怪我なく進めたいですね。
そんな時は、ダイニングテーブルを子供専用のクッキングスペースとして使ってはいかがでしょうか?
我が家も、キッチンはスペースが足りないため、子供にお手伝いしてもらう時は、ダイニングテーブルを使ってもらいましょう。ダイニングテーブルなら、キッチンから目が届く位置で、子供の様子も見られますし、何よりも皆さんの料理の手を止めることなく、効率よくお手伝いしてもらえます!
もし、ダイニングテーブルで包丁を使ってお手伝いしてもらう時には、まな板の下に濡れた布巾を敷いて、まな板が滑らないようにするとより安全です。
「食べること」は、「生きること」につながります。
食べることは、人間の生活の中でも大切な行為です。それに関するお手伝いをしてもらうということは、「生きること」を考えてもらう、素晴らしい時間になることでしょう。
お子さんに料理のお手伝いをしてもらったら、どんな変化が現れるのでしょう?
「自分がお手伝いしたご飯」は、子供にとって格別です。
「あ!これ僕(私)が皮をむいた玉ねぎ!」
「僕(私)が切ったお野菜!」
「僕(私)がコネコネしたハンバーグ!」
料理の中に、自分の手が加わっている食材を見つけるだけで、子供はとても喜んでくれます。
「そうね、◯◯ちゃんにお手伝いしてもらったし、いつもより美味しいよね♫」
とご家族の『美味しいコール』があれば、子供はご満悦♡パクパクとたくさん食べてくれるでしょう!
お手伝いとして食材に触れる機会が多くなると子供達は食や食材に関しての興味を持ち始めます。
この食品は何からできているのかな?野菜は収穫前にはどのように生えているのかな?いろいろな疑問が出てくるでしょう。そして、それを親子で調べるのも素敵ですね!
そうして得た知識は、「生きる知識」として、子供の糧になることでしょう。
「もう、こんなに残して。せっかく作ったのに…」
なんて言ったこと、ありませんか?ありますよね?そうなんです、皆さんが「せっかく」作ってくれているお料理、どれだけの手間と想いが込められているかなんて子供は考えてくれてないように思われます。
料理のお手伝いをすると、自分が作った料理を、家族が美味しそうに食べてくれるという喜びを体験できることになります。同時に自分の作ったご飯を残された時の気持ちも思い計る機会になるのです。
「毎日こんな想いをして作ってくれてるんだ」
「僕(私)が『美味しい!』と言ったら、作ってくれた人がとっても嬉しそうなのは、こういうことだったんだな」
と、きっと思ってくれることでしょう。「作り手の気持ちを理解できること」は、「相手の気持ちを思いやる」ということにつながります。料理から、人とのコミュニケーションの大切さを学ぶことができるのです!
毎日の料理は本当に大変ですが、家族の「生きること」を支える尊いお仕事です。
少し時間に余裕がある時、お子さんを料理に誘ってみてはいかがでしょうか?みんなでご機嫌さんで料理をすれば、その日の食卓はさらに美味しく、幸せいっぱいの味がすること間違いなしでしょう!
日々のご飯作りは、家族の嗜好や食べる量、栄養素、予算、冷蔵庫の中身の吟味、、、たくさんの要素が複雑に関係してきます。毎日のご飯作りは、本当に奥の深い、とても尊い作業なのです!
ご飯やお弁当を作っている皆さん、毎日本当にお疲れ様です☆
家族のことを思っての毎日の頑張り、どうぞ毎日、自分で自分を褒めてあげてくださいね♡
<参考記事>
6月に入り、梅雨に突入しました。お日様の下でのお洗濯はしばらくお預けですが、日々の家事は待ったなし!乾燥機や部屋干しなど、工夫してお洗濯をしたいですね。
自分のペースでパパッと干して、乾いたらパパッとたたんでしまいたいところですが、子供はそれを知ってか知らずか(笑)
「ボクも(ワタシも)、やってあげるぅー!」
と粋な提案をしてくれます。これは実に悩むところです。これを無碍に断っては、子供のやる気をくじいてしまう…でも、手際よく済ませたい…。違うお手伝い(簡単にできるもの)を頼んでみようか…?いや、子供は自分のしたいことしかしない!
…お母さんとして悩んでいる皆さん、それは素晴らしい葛藤です!!その葛藤が、愛に溢れているということ、どうかお忘れなく…♡
お手伝いは、する側もしてもらう側も、ご機嫌さんでなくては意味がありません。ここで、洗濯にまつわるお手伝いについて、ご紹介したいと思います。
我が家は、洗濯物を干す行為自体は、まだお手伝いの申請はありません。「高いところに干す」というイメージがあるからか、子供達の苦手な虫が寄ってくるベランダで干すからか…?それは定かではありません。しかし、洗濯物をたたむ、ということは、末っ子の4歳の娘でも
「ワタシもやってあげるぅー!」
と言ってくれます。その時は、まずは簡単なタオルからたたんでもらうことにしています。最初の一枚だけ一緒にたためば、あとは口頭で説明してもなかなか上手にたたんでくれます。
「ここを半分こ、それからここも半分こ、もう一回半分こ…。これで出来上がり!」
「半分こばっかりやなぁー!」
とケラケラ笑いながら覚えてくれます。タオルなら、ほぼほぼたためていれば棚にも入りますし、使う時に子供がたたんでくれたんだと分かるたたみ方である方が、その度に親はキュンとでき(笑)、子供は
「自分がたたんだんだ!」
という自覚を持ち、それを次回からの楽しみに変えてくれるように思います。タオル一枚でも、子供と一緒ならたくさんの思い出ができそうですね。
タオルが全部たためたら、
「ありがとう!めっちゃ助かったわぁ。たためたね〜!」
と絶賛しましょう!たとえ、綺麗にたためていなかったとしても、たためたことを認めること、そして、あなたがたたんでくれて、お母さんはとても助かったということが、子供への何よりの勇気づけになります。
子供は、自分のしたお手伝いを認めてもらえたということ、大好きなお母さんを手伝えたことをとても誇らしく思ってくれるでしょう。そして、それが「またお手伝いしよう!」という次回への意欲につながります。
タオルで終わる日もありますが、それでもまだやりたい時は、自分の身に付けるものをたたんでもらいます。Tシャツやズボン、スカート、下着類、靴下…。やりたいものを自分の思うようにたたんでもらいます。
「たたみ方が分からなかったらお母さんに聞いてね?」
お母さんはその一言で大丈夫だと思います。あとは、子供がどういうたたみ方であっても、お母さんは見守るだけにしてください。私は、ここでいつも口が出てしまうのですが(笑)、「自分で考えて、自分でたためた」という気持ちを育むには、やはりお母さんは口出ししないのがいいのだと思います。
自分のものをたたむということは、自分の着ているものをよく目にする、ということにつながり、それを自分でたたむことは、着ているものへの愛着が湧くことへつながります。
「ボク(ワタシ)、この柄が好きなんだー」
「そうなのね、このお洋服、あなたにとっても似合ってるなって、いつも思ってるよ」
そんな会話ができたら楽しいですね。
自分のものがたためたら、ここでもたためたことを認めてあげましょう。
「たためたね。」その一言で、子供は勇気付けられます。大好きなお母さんが認めてくれた!その喜びをぜひ味わってもらってくださいね。
さらにまだやる気のある時は、お父さんの分の下着や靴下をお願いします。こうすることで、その日の夕食や次の日の朝の食卓で
「◯◯くん(◯◯ちゃん)が、お父さんの下着をたたんでくれたんだよ〜。」
という会話がのぼり、お父さんからも
「ありがとう、早速着るね。」
と言われます。ここでまた子供達、ご満悦です(笑)普段、朝も夜も短い時間しか会えないお父さん。コミュニケーションもなかなか取れないのが現状だと思います。実はお父さん、家族の輪の中からはみ出てしまうことが多いんですよね(笑)
時間的な問題だから仕方ないとは思いつつ、寂しい思いをされているお父さんも少なくないと思います。そんなお父さんと子供をつなぐのは、なんといっても会話だと思います。
洗濯についても、「お父さんの洗濯物をたたんだ」という会話がみんなでできれば、お父さんも自然と家族の会話に入ることができ、なおかつ子供は、お父さんにも「ありがとう」と感謝され、ますます勇気付けられることでしょう!
お手伝いを毎日できるわけではありません。時間がない時もあります。体調が優れない時もあります。お母さんの気持ちに余裕がない時もあります。そして、気持ちに余裕がなければ、ご機嫌さんではいられません。
それはどうしようもありません。だって、お母さんだって人間ですもの!いつでも完璧、どんな時にも笑顔で、いつも健康体。それはムリです。お母さんが無理をせず、時間がある時、そしてお母さんの気持ちに余裕のある時にだけ、お母さんも子供達もご機嫌さんで終われる範囲からでいいと思います。それだけでも、子供との時間を過ごすいい機会になると思います。
「子供と向き合って遊んであげられなかった」
そう悩んでいるお母さんはたくさんいらっしゃるかと思います。でも、子供にとっては、お手伝いも遊びの一環なのだと思います。お母さんと笑顔でご機嫌さんで洗濯物をたためた!それが子供にとっての楽しい思い出となり、子供との密なコミュニケーションにつながっていくのではないかと思います。
こんにちは。芝山さゆりです。私にとって子育て、家庭作りは、鳥でもそうであるように「巣作り」のようなものだと考えています。
株式会社WELLNESTの社名の由来は、WELL(良い)+NEST(巣)であり、そこから来ています。
子供と家族を守るための巣は、肉体的にも、精神的にも守ってあげられる環境でなくてはなりません。
それを担う「お母さん」たちへ、私の教育経験と、自身の子育ての経験から感じたことをブログでアップしています。
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[voice icon=”/wp-content/uploads/2018/02/sayuri.png” name=”芝山さゆり” type=”l”]記事は随時更新予定です![/voice]
教育界ではよく知られている「9歳の壁」、「10歳の壁」、または「小4の壁」とも呼ばれているものがあります。弊社代表の芝山も教師時代に現場で目の当たりにしていました。これは思春期前の成長の壁であり、親にとって悩みが起きやすいタイミングでもあります。
9歳〜10歳は、個人差もありますが、思春期(第二次性徴期)手前の時期です。この時期の児童は「ギャングエイジ」とも呼ばれます。「ギャング」とは、仲間やチームを意味する言葉で、この頃から親や大人よりも友達同士との関係性を大切にしようとするためです。
グループ意識が強くなり、その一方仲間外れが起こり始める場合もあります。また、秘密基地を作って遊んだりもします。自我が強くなってきて起こる傾向ですが、大人へ向かうために必要な成長過程です。
この過程で起こることに、以下のようなことがあります。
抽象的な思考力が強くなってきて、勉強のレベルも上がります。そのため小1〜2年は、ほとんど学力に差は目立ちませんが、この頃から差が出てきます。
自分自身を客観的に認知できるようになってきます。いわゆる「メタ認知」と言う言い方もされます。そのため周りの目などが気になり出します。何も気にせず振舞っていた頃から大人へのステップアップでもありますが、気にし過ぎてしまうのは良くありません。
上記の2つの事と繋がっているのですが、小4くらいから手を挙げる子が激減します。そして、この時期から挙げなくなると、ほぼずっと挙げなくなります。
そもそも勉強が分からなくなってくるという理由と、間違えると恥ずかしいからチャレンジしない、という理由です。
他にも、答えに自信があったとしても、「積極的に手を挙げて答えを発表する。」という行動自体が恥ずかしかったり、わざわざ目立ちたくないと思っている子もいます。
心理的に自我が強くなっている時なので、自分で考えて主体的な行動をすることがあります。そのため問題を起こすことも。。。男の子なら反抗的な行動を起こしたり、女の子ならグループ意識からくる友達関係の問題などです。
そのような時の対応はとても大切です。子供から大人への発展途上なので、押さえつけ過ぎてもいけませんが、目は離さないことです。この時期の心はとても繊細です。観察して、表情や行動がいつもと違うようであれば、話を聞いてみましょう。
間違えるのは悪いことではない事を、理解させてあげましょう。しかし、親のいう事が絶対ではなくなり友達の繋がりが大事な年頃。愛情を持って、時には待ってあげることも大事です。子供を良く観察して状況や個性に応じた対応が必要になります。
子育ては誰にとっても大変なことですが、「人間の子育て」は他の動物と比べても一番大変であることを知っていますか?しかし手間がかかる分、「経験」によって大きく成長してくれることが、喜びでもあります。
可愛い子には旅をさせよということわざを聞いたことがあると思います。意味は、
我が子が可愛いなら、親の元に置いて甘やかすことをせず、世の中の辛さや苦しみを経験させたほうがよいということ。
昔は交通機関が整備されていなかったから「旅」=「厳しいこと」だったため、本来伝えたい意味としては苦しみや大変なことをあえて経験させてあげることがその子のためになるという意味。
実はこのことわざは脳科学的にも正しい理論だったのです。昔の人はすごいですね。
人間の子育てはとにかく大変です。他の動物と比べても最も手がかかります。親がいなければ赤ちゃんはまず何もできません。他の動物では違います。
例えばヒヨコは、生まれた瞬間から「高い場所から落ちたら危険」ということが本能にインプットされています。人間の赤ちゃんにはそのような危険察知能力が初めからは備わっていません。
つまり、生まれた瞬間の初期能力は人間よりもヒヨコの方が高いということになります。だから、人間の子育てはとても大変なことなのです。
その代わりに、経験をすることによる「成長」は、どんな動物よりも発達しています。色々な経験をすることにより、
が人間の特徴です。人間は、スポーツ選手として身体能力に特化する成長もあれば、音楽や芸術などの感性の分野や、コミュニケーション能力、数学的な能力など、能力の柔軟性は無限大です。
どのような成長の仕方をするかは、「どんな経験をするか」が大きな鍵を握っています。
子供が成長してゆく過程では、必ず失敗する経験や、自信を失うこともあると思います。しかし、「失敗は成功の母」とも言います。失敗こそが最良の教育になる場合もあります。失敗があるからこそ、それを乗り越えた時に、本当の自信が生まれるのではないでしょうか?
そして、人は経験したことからしか、本当には理解をできません。例えば、苦しみを知っているからこそ、誰かの悲しみに本当に共感してあげられる『優しさ』を持てるようになると思いませんか?
以下の図は、自己実現を達成するためのピラミッドです。自己実現できる子を育てるためには「結果・成果」が必要です。その前には、目的に向けた行動やどの道に進むかの「選択」があります。そして「性格や能力」も知らなければなりません。
しかしそもそも経験をしたことがなければ、どんな能力があるかも分かりません。天性の音楽の才能があるとしても、楽器に触れることもないような環境で育ってしまえば、その才能が陽の目をみることはありません。
だから可愛い子供にこそ、色々なことにチャレンジ、経験させることが大事なんですね(^_^)
『パパは脳研究者 子供を育てる脳科学』
男の子のお母さんと女の子のお母さんでは、それぞれ違った大変さがあるようです。2人目でやんちゃでいうことを聞いてくれない男の子に世話を焼いているお母さんもいれば、女の子でも主張が強くて大変だったりと、違った大変さがあるようです。それぞれの特徴をまとめました。
男の子の大変さは、いうことを聞いてくれずに危ないことをするとか、活発すぎて周りに迷惑をかけてしまう、などです。
このような行動は、興味を持った対象に対して、それをやらずにはいられない気持ちからきます。何故ならば、「意欲脳」と行って、物事の「達成」や「ゴール」に向かって突っ走ってしまう気持ちがあるからです。
元々狩猟民族だった頃の、獲物を仕留めるためのDNAが残っているため、それをやらずにはいられないのですね。女性であるお母さんには、「なぜ一番高い所に登りたいのか?」「なぜ強いものとか、速いものが好きなのか?」ということが疑問だったりしますが、男の子にとっては、そういうものに魅力を感じるのは当然なことです。
意欲脳を活かすには目標に邁進させ、それを応援する形。何かに打ち込ませるのもいいでしょう。お子様の夢を聞いてみては?
男の子の意欲脳についてもっと知りたい方はこちら!
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女の子の大変さは、小さいながらも口達者だったり、感情的な自己主張が強いことが原因になることがあります。女の子の方が、男の子よりも自我を持つのが早いですし、精神的な成長が早いためです。2歳くらいでもおしゃれ好きの片鱗を見せたりします。
女の子の共感脳は、集団の中で上手に生き抜くために、コミュニケーション能力の発達したためです。大切なことは、「共感」や「コミュニケーション」です。小さい頃から、しっかりと「おしゃべり」に付き合ってあげてください。
共感脳を活かすには心の繋がりを意識した接し方をすること。ごまかしは見破られます。しっかりお話も聞いてあげる。
男の子と女の子では褒める、叱るの割合も異なります。共感脳の女の子はより強く心で感じてしまうため、叱る割合は、少なくしてください。
男の子は、褒める:叱る = 2:1
女の子は、褒める:叱る = 3:1
このポイントを意識してくださいね。さらに、シンデレラに学ぶ女の子の子育て10の法則はこちら。
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今( 2018 年 1 月時点で)中学 3 年生の子供が大学受験に挑む年からは、大学受験が大きく変わることを知っていますか?新しい受験では、自分の頭で考え・判断し・表現する力が問われます。それらの力は、子供が小さい頃から夢を持つと、自然と身につけることができます。
文部科学省内に設置された機関が検討している改革の一つに、大学入試改革の方向性が示されています。2021 年の大学入試ではセンター試験が廃止され、テストの内容の変更が示されました。
これまでの暗記力・記憶力・計算力が中心とされ、4択の中から答えを選ぶセンター試験の代わりに、「大学入学希望者学力評価テスト(仮)」というテストが導入されます。
新しいテストで重視されるのは、「思考力・判断力・表現力」の3つです。記述式の問題や、答えが複数あり得る問題など、出題のパターンが変わります。
・・・特に、「自ら課題を発見し、答えが一つに定まらない問題に解を見出していくために必要な諸能力」が重視され、・・・(http://www.zkai.co.jp/home/ikkan/2021/zkai/2021_a001.html)
課題発見能力、自分なりの答えを導き出す力を小さいころから自然と鍛えていくには、夢を持たせることがオススメの教育です。
読者のみなさんは、「ディズニーランド」は好きですか?セミナーでもたくさんの方が好きだと手を挙げてくれます。そのディズニーランドを作った『ウォルト・ディズニー』さんの言葉でこんな言葉があります。
それを夢みることができるならば、あなたはそれを実現できる。
そもそも、見ることすらできない夢は、叶えることなんてもっとできない。まずは、夢を持つこと。しかし、そもそも夢を持たない人が、たくさんいます。大人はもちろん、子供でもそうです。 夢を持つことで、「努力が成功」に繋がることを身をもって子供も覚えます。
「叶えたい夢」のためならば、あらゆる手段を考えようとるはずです。本で自分で調べる。人に聞く。などは、社会に出てからも必要になる力です。
答えは一つでなければ、方法も一つではないことを肌で身につけるはずです。
夢を持つことで、何かのコピーではない自分の頭で考える力をつけられます。その夢を「叶えたい」「達成したい」という気持ちは、問題解決をするために必要なモチベーションです。
夢は一人一人違うものなので、それを語る時、お手本はありません。自分の思いの中にしか答えはないのです。それを上手に表現することで、表現力が身につきます。
夢を持つことで、本当の思考力を身につけることができます。子供と夢を共有していますか?ぜひ、一度聞いてみてはいかがでしょうか?「親に夢を伝える」ということも表現力の一つです。
「流れ星に3回願いを唱えると叶う。」という言い伝えをあなたも聞いたことがあるのではないでしょうか?
これはただの言い伝えではなく、本当の話です。
なぜならば、一瞬しか流れない流れ星に3回も唱えるなど、常にそのことを意識していなければ頭の中で唱えることもできません。逆に、それだけ毎日強く願うことで、叶える可能性が高まると言えます。
子育てをしていれば、子供に夢や目標を持って立派に努力ができる子供に育って欲しいと思います。そのためには、お母さん自身がまず夢を持つことが大事です。なぜならば、子供は親の背中を見て育つからです。
家庭での教育は大変重要で、特に生活の習慣作りは大事な家庭教育の要素です。そして、親御さんの行動と言葉が大事です。それが習慣になります。
子供は、親御さんの姿をよく見ています。
親御さんがよく勉強する方であれば、子供も勉強をするようになり、マイナス思考の親御さんであれば、子供もマイナス思考になります。
母がどうありたいかは明確ですか?あなたはどんな背中を見せていますか?「どんな子育てをするか?」ではなく、「どんなお母さんであるべきか?」の方が大事なことです。
そして、ぜひお子さんに夢を聞いて、それを共有したら、お母さん自身も夢を持ってください。その姿は、子供はしっかり見ています。
鳥の場合も同じですが、お母さんが巣作りをします。小鳥は、親鳥の飛び立つ姿を見て、自分も飛べるようになります。その姿をしっかり見守ってあげることが、お母さんの役割です。
夢を聞いたら、親として、一生懸命応援してあげてください。例えなくても、悪いことではありません。まだお子さんには人生で多くの出会いが待っています。その夢に出会えるように、一緒に探してあげましょう。
POINTお母さん自身が夢をもつ
参照:「6年後の大学入試どう変わる?-2021年入試の2つのポイント」Z会(http://www.zkai.co.jp/home/ikkan/2021/zkai/2021_a001.html)
男の子のお母さんなら、一度は「どうしてこんなことをしたがるんだろう」など、子育てに悩んだ経験があるのではないでしょうか?
女性であるお母さんと、男の子では、そもそも脳に違いがあるので、感覚が違っていて当然です。男の子の意欲脳を、桃太郎のストーリーに学んで、その違いさえも楽しみながら子育てできたら安心ですよね。
お母さんの子育ての悩みでよくあるのが、男の子の子育てについてです。
「なんでこんなに危ないことばっかりして、言うことを聞いてくれないの?」
「どうしてすぐどこかにいなくなってしまうの?」
お母さんの悩みの声が聞こえてきますね。理解してうまくコミュニケーションが取れる様になれば、結局は思考が単純なので、ある意味では女の子よりも楽な部分もあります。そのためにまずは男の子の気持ちを理解していきましょう。
危険な遊びが好き、、、
強いものが好き、、、
ヒーローものが好き、、、
冒険的なことが好き、、、
だからすぐどこかにいなくなる、、、
動くものが好き、、、
だから電車や車が好き、、、
高いところに登りたがる、、、
思い当たる男の子お母さんも少なくないのでしょうか?きっとお母さんはちゃんと注意をしてあげているけど、ちっとも聞く耳を持ってくれないか、聞いてもすぐに忘れてしまう、、、ということもあると思います。
まずは、そもそもこういう気持ちがあるのが普通なんだ!ということを知ってください。
女の子の場合は上記の様なことで悩むことは少ないです。もちろんお母さんの子供時代もそうだと思います。しかし、男の子と女の子では、脳に違いがあるから当然の違いと言えるのです。
男の子の本能の中には古くからの「狩猟の文化」がインプットされていると考えてください。それが元となった「意欲脳」を持つのが男の子です。その昔、力と体力がある男が狩りに出ていた時代の名残りです。
(逆に女性はというと、家を守るために集団で協力し合ったり、情報交換をして生き延びる知識を得ていたので、「共感脳」が発達しました。男性よりも「コミュニケーション能力」が高くなりました。)
男の子の意欲脳が目指しているものをざっくりまとめると、
「目的」「解決」「達成」などの言葉が当てはまります。
POINT「目的」「解決」「達成」の本能を上手に活かしてあげてください。
逆に男の子の心を踏みにじってしまうショックな言葉もあります。
「この間言ったのに覚えてないの?」
「何度言えばわかるの?」
男の子はなかなか話が通じない、、、女の子と比べると全然話を聞いてくれない、、、そう思ってしまうかもしれませんが、女性よりコミュニケーション力が低く理解力が低いからこそ、一度ではなく、何度も言ってください。
そして、男の子は「今」を楽しんでいるので、過去のことはあまり覚えていません。「今日は学校で何したの?」と聞いても、「忘れた!」こんな返事は女の子ではないですが、男の子は全然あります。今を楽しんでいるからです。
「そんなことも知らないの?」
の様な、プライドを凹ませてしまう様な言葉も、キツイです。気持ちが完全に削がれてしまう言葉の例です。この様な注意の仕方ではなく、「意欲脳」を上手に活かしてあげるポイントを次章でご紹介します。
「目的」「解決」「達成」の本能を上手に活かしてあげるにはどうしたら良いのでしょうか?実は、桃太郎には、男の子を目標に邁進させる6つの要素がまとまっているのです。桃太郎のストーリーはみなさんご存知ですね?ここでは6つの要素を説明します!
まずは明確な目的がなければいけません。桃太郎には、鬼退治という明確な目的がありました。男の子を育てる場合に大事なことは、「夢を共有すること」です。まだ知らない時は、ぜひ聞いてあげてください。なかったら、一緒に探してあげましょう。
忠実な犬は、信頼を表します。親子関係の信頼関係はもちろん、兄弟姉妹との信頼関係も大切です。
いわゆる、猿知恵です。がむしゃらに突き進んでも目標達成はありません。創意工夫をすることや考える癖をつけさせること。そして手本となる母親としての知恵も必要です。偏食しない献立作りや整理整頓をまずは行動で示して覚えさせること。
先を見越す力は、目標達成のために重要なファクターです。母親としては、子供が生き抜く将来の社会についての先見性も必要です。
2021年から大学受験が大幅に変わることをご存知ですか?今( 2018 年 1 月時点で)中学 3 年生の子供が大学受験に挑む年から、受験が大きく変わります。それよりも小さいお子さんを持つお母さんはこちらの記事もぜひ!参照ください。
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目標達成には、適切な道具も必要です。桃太郎には、物語では目立たないですが鬼ヶ島へ向かう船が用意されていたのです。物を大切に扱うことを教えてあげてください。
スポーツ好きな男の子なら余談ですが、メジャーリーガーのイチロー選手が子供からされた「どうしたら野球がうまくなれますか?」という質問に対して、「道具を大切にすること」と答えたストーリーはファンの間では有名です。何度もメジャーでタイトルを取っているイチロー選手は、毎試合後のグローブ磨きを欠かしません。
桃太郎の動物たちはがついてきてくれるには、やはりきびだんごが重要でした。【腹が減っては戦はできぬ】です。子育てでは、ハグや、褒め言葉をしっかりかけてあげましょう。
まとめると、男の子を活かしてあげるポイントは、
POINT
男の子の気持ちを理解して、目標に邁進させる育て方をしましょう!!そして明確な目標が見つかった男の子には、精一杯応援をしてあげてくださいね!
女の子のルールはこちら!
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『パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学』池谷 裕二著
『男の子のしつけに悩んだら読む本』原坂一郎著
童話「シンデレラ」のお話は、多くの人は一度は聞いた事があると思います。
ストーリーに沿って、「シンデレラストーリー」を実現するためのポイントをまとめました。女の子、そして全ての女性たちにとって、1つでも幸せになるためのヒントがあればと思います。
昔々あるところに、シンデレラと言う女の子がいました。
意地悪なママ母や、義理の姉妹たちと一緒に暮らしていたシンデレラ。
ある日、お城での舞踏会の招待状が届きました。姉たちは綺麗なドレスや靴を履いて行きますが、シンデレラは行かせてもらえず、家で掃除や雑用をします。
シンデレラは、「私も舞踏会に行きたいなあ」と思っていました。。。。
ここで大切な事は、日々、意地悪されている中でも、自分の願いには正直でいることです。「想い」は「現実」になります。自分で自分の気持ちに嘘をついてはいけません。
シンデレラは舞踏会に行きたいと思っていました。
そんな時、魔法使いが突然現れて、
シンデレラに「カボチャの馬車」や「綺麗なドレス」を与えてくれました。
チャンスは、日々ひたむきに努力している者に訪れます。シンデレラは姉たちの意地悪にも耐えて、日々掃除や家事をひたむきにしていました。
魔法使いのおかげで、綺麗なドレスを身にまとったシンデレラは
お礼を言い、お城の舞踏会へと馬車で向かいました。。。
チャンスを、「チャンス」と認識し、掴む事。
「12時までに帰らなければいけない」
約束を聞いたシンデレラは、
ワクワクしながらお城へと向かいます。
目標を定めたら、肌と目の輝きが変わるまで、その時のシミュレーションをする。イメージを強く保ち続ける事。
シンデレラがお城に着くと、
その美しさに、みんなびっくりしてしまいました。
「なんて綺麗な人でしょう。」
「どこかの国のお姫様かしら。」
やるべき準備が整ったら、あとは笑顔で自信を持って待つこと。ステージの外から見てるだけでは何も起こらない。
王子様も優しくて綺麗なシンデレラのことを、すっかり好きになりました。
「ぜひ、僕とダンスを踊ってください。」
「まるで夢みたいだわ。」
王子様とシンデレラのダンスに、みんなうっとりしています。
周りの環境はあなたの心を映し出している。あなたの表情で周りが変わる。
「いけない!もう12時だわ。早く帰らないと魔法が解けてしまう。」
シンデレラは急いでお城を飛び出しました。
「ごめんなさい。さようなら。王子様。」
「待ってくれ!せめて、名前を教えておくれ。」
王子様は慌てて追いかけましたが、シンデレラはもういませんでした。
代わりに、綺麗なガラスの靴が、片方だけ、落ちています。
約束は守らなければいけない。その中で、時には素直さだけではなく、先を考えて計算する事も必要。
次の日から、お城の使いは、ガラスの靴の持ち主を探して、
国中の女の子に靴を履かせて回りました。
ですが、靴は小さくて、誰の足にも入りません。
意地悪なお姉さんたちも挑戦してみますが、やっぱり履くことができません。
「こんな小さな靴が、履ける人なんているのかしら。」
一度だけのチャンスに巡り会うまで、強い気持ちを持ち続けることが大切。
「おや、まだ娘がいるじゃないか。君も、この靴を履いてみなさい。」
「まあ、シンデレラなんて、絶対無理に決まっているわ。」
「そうよ。そんな格好で恥ずかしいわ。」
「おやめなさい。」
継母とお姉さんは、揃ってシンデレラをバカにします。
ところが、シンデレラの足は、ガラスの靴にぴったりと収まったのです。
意地悪な義姉たちの前で、堂々と前に出られるか?「どうせ私は」「でしゃばってはいけない」という考えは捨てる。時には、自ら手を挙げること。
お城に招かれたシンデレラは、また王子様と会うことができました。
王子様はすぐに、シンデレラがあの時のお姫様だとわかりました。
「ああ、あなたこそ、僕が探していた人だ。どうか、僕と結婚してください。」
こうして、王子様とシンデレラは、いつまでも二人、仲良く幸せに暮らしました。
奉公人の苦労がわかるからこそ、上に立てる人になれる。傲慢にならず、謙虚な気持ちを持ち続けること。品格や知性のある女性こそ、美しい女性でもある。
シンデレラストーリーに学ぶ10のポイントです。
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子育てをしているお母さんたちの悩みの中でよくある原因の一つが、他人との比較をしてしまうことによるものです。これはお母さんに限らず、多くの人の悩みの原因の中で最も多いものです。
しかし、他人との比較による満足を追い求めた先に、本当の幸せはありません。本当の幸せは、自分の心の中にしかありません。その事を親子で理解する必要があります。
私はなぜこんなに他人と比較してしまうのだろうと悩んでいる皆さん、安心してください。それは、人間の心理が、生まれながらに持っている欲求であるというデータが出ています。あなただけがそうではないですし、あなたが悪いわけではありません。人間なら、そんな時があっても当然なのです。
1954年、社会心理学者のレオン・フィスティンガーが提唱した『社会的比較理論』によると、人は、自身を正確に評価するために、他人との比較をする衝動を持っていることが言及されています。つまり、人は生まれつき他人と比較してしまうことが心理学的に当然だということです。
他人と比較してしまって、羨ましさや劣等感を感じてしまうことが人にはあります。まるで自分よりも才能や生まれ持ったものが違うと思ってしまったりもします。しかし多くの場合は、思い込みの部分も大きいのです。遠くから見ているからこそ、いい部分しか見えていなかったりするものです。
他人との比較を目的とすることは、多くの場合不幸しかもたらしません。
社会的比較に基づくような目標は、比較対象の上限がないため、いつまでも心の満足のコップを満たすことができません。また、社会的比較をすると、繊細な人ほど劣等感・苦悩を感じてしまい、自尊心の欠如に繋がります。
そしてSNSの影響も無視できません。SNS上では、ただの自慢大会になっている投稿も少なくありません。それによって、劣等感を感じる時がある時は、SNSを開く頻度を減らすべきです。SNS上の付き合いよりも、リアルな繋がり、身近な人間関係を大切にしましょう。
他人との比較をやめるためには、自分のマインドを変えるほかにありません。「他人と過去は変えられない、変えられるのは、自分と未来」だけです。
子育てをしていれば特に、なぜうちの子はまだこうなのに、同い年のあの子はこうなんだろう、と感じることが、誰しもあります。子育ては、誰しも初心者です。特に一人目の子なら、悩みはつきません。
幕末の志士、坂本龍馬と言えば、誰もが知る歴史上の日本の偉人ですが、なんと9歳まではオネショをしたり、泣き虫で落ちこぼれだったと言われています。
しかしその一方で「オネショが治らない子は大物になる可能性を秘めている。」というデータもあります。武蔵野学院大学・澤口俊之教授によれば、ある調査では前頭前野(知性を司る)は幼少期の発達が遅いほど、成長した時、より高度に発達することが分かっているそうです。つまりオネショが治らない子供は成長するにつれ、知性が高くなる可能性がある。ということです。
坂本龍馬のような偉人でも、オネショをしていて、子供時代は泣き虫で勉強もできない落ちこぼれだったという説を知ると、人の成長速度はそれぞれだということがわかります。
幸福度の高い人々は、他人の成功から喜びを感じることができ、他人の失敗を目の当たりにしたときは心使いをすることができるという研究結果があります。
このような考え方を「豊かさマインド」と呼んでいます。逆に、他人の成功が憎たらしく、他人の失敗を知り喜んでしまうような感情は、「欠乏マインド」と呼びます。豊かさマインドを持つことが、心の幸福に繋がります。
それを夢みることができるならば、あなたはそれを実現できる。
これは、ウォルト・ディズニーの言葉です。子育てに大切なマインドは、「どのような子育てをしたら良いのだろう?」ではありません。
大切なのは、「お母さん自身が、どんなお母さんであるべきか?」です。そして、どんな背中を、どんな笑顔を、子供に見せながら生活を送るか、なのです。そのために必要なのが、親子共に「夢を持つこと」です。
お子様は、どんな夢を持っていますか?お子様が夢を持っていたら、ぜひ、一緒に応援してあげてください。なくても、焦ることはありません。子供の成長速度は、それぞれなのですから。時には手伝いをしながら、暖かい目で見守ってあげてください。
そしてお母さんは、どんな夢を持っていますか?答えは、ご自身の心の中にしかありません。あれば、一緒にお子さんとお話してみてください。きっと大人になっても記憶に残る、いい経験になるかもしれません。