身の回りの健康被害リスクをデトックスする3つの方法

身の回りの健康被害リスクをデトックスする3つの方法

現代社会の便利さとともに普及したリスク

我々が住んでいる社会は、大変便利な世の中になりました。しかしそれと同時に、数十年前にはなかった病気が激増するなどの現象が起きています。その要因と考えられているのが、少しずつ体を蝕む化学合成物質や、環境汚染です。

身の回りに溢れる化学合成物質

現代社会を生きる私たちは、気づかないうちに多くの毒を摂取する生活になっています。食品添加物、農薬、トランス脂肪酸、排気ガスなど、数えればキリがありません。

農薬の消費量は、日本は世界トップクラスです。

 

http://www.jcpa.or.jp/qa/a6_06.html参照

さらに、添加物の認可数も、先進国の中では突出しています。

その多くは石油精製物質であり、発がん性があり、アレルギーを誘発することもあります。

食品添加物等

人口トランス脂肪酸

トランス脂肪酸という言葉は聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。元々自然由来のものも存在するのですが、多くの人口トランス脂肪酸は控えた方が良いです。一部の外国では制限がかけられています。例えば、カリフォルニア州とニューヨーク市では、ーレストラン等に対して、食品1人前当たりの油脂の加工由来のトランス脂肪酸含有量を0.5 g未満とする規制を設けているーことが、農林水産省のHPでも記載されています。

ポストハーベスト

輸入小麦のパンを食べる際に気をつけていただきたいのが、ポストハーベストです。ポストハーベストとは、輸入小麦が長い時間をかけて輸送される間に品質を落とさないために散布される農薬です。通常畑で使用される農薬の百倍以上の濃度で使われています。またパンを選ぶ際には、臭素酸カリウムにも注意が必要です。

プラスチック容器に入ったもの

市販のお弁当や外食の中には、形成肉や糖分・塩分が過剰な味付けがされているものも少なくありません。さらに、プラスチック容器は油や熱によって発ガン性物質が溶け出すこともあります。もし食べる場合でも、容器を別のものに移してから加熱した方が危険性は少ないです。

生活用品にも

調理器具

フッ素樹脂加工の鍋やフライパンは、発ガン性物質を発生する危険性があるとして、アメリカやヨーロッパでは、メーカーによる自主規制が増えています。

シャンプー・リンス

発泡剤として使われるラウリル硫酸ナトリウムは、脱毛や毛髪の発育障害、白内障の原因、子どもの視力障害や、発ガン性物質を蓄積する作用があることが分かってきました。皮膚を通り抜ける有害物質を「経皮毒」と言います。頭皮は、腕の3倍以上の吸収率があります。
界面活性剤等の化学物質により、安価に艶や香りを出すことができるシャンプーが売っていますが、健康を選ぶなら、できるだけ無添加のものや、自然由来のものを選びたいものです。

歯磨き粉

毎日使う歯磨き粉。中には、保湿剤としてプロピレングリコールという物質が使われています。これは車のブレーキオイルや、ラジエターの不凍液にも使われています。様々な研究機関によると、赤血球の減少や、染色体異常、臓器や脳への障害を引き起こすことがあることがわかっています。

発泡剤として使われるラウリル硫酸ナトリウムは、舌の感覚器官である味蕾(みらい)が溶けてしまい、味を感じにくくなります。すぐに再生しますが、毎日続けることで、薄味に満足できなくなり、免疫力の低下や肌の老化を引き起こします。濃い味の食べ物を求めることも、健康的な食事には繋がらないでしょう。

アメリカの化学物質の歯磨き剤には、「6歳以下の子どもの手の届かないところに保管すること。飲み込んだら解毒センターに連絡しなさい。」という警告文があります。それだけ、危険性のあるものだということです。

社会環境について

私たちの生活環境は社会の発展とともに大きく変化しました。ガン、アルツハイマー、子宮内膜症などの難病が、最近上昇傾向にある要因の一つとも考えられています。

大気汚染・水質汚染・土壌汚染

排気ガスや放射性物質、PM2.5など、過去にはなかった大気汚染が現代社会には溢れています。
家庭で使われる化学合成物質や、工業用水による水質汚濁、除草剤、殺虫剤による土壌汚染など、環境への問題は大きくなっています。

これらのような環境問題は、自律神経・ホルモンバランスの異常や、免疫力低下、化学物質過敏症などとの関連性があると言われています。

デトックスするためにできること

近年、デトックスという言葉が一般的になってきています。デトックスとは、解毒をするということ。身体の中の毒を排出することによって健康の促進、美容効果、健康的なダイエット効果などが期待できます。

現代の毒は、体の脂肪にたまります。脂肪性毒と呼ばれています。体の脂肪に溶け込み、蓄積されていきます。恐ろしいのは、人間の脳のほとんどは脂肪でできている為、脳まで侵してしまうことです。脂肪に溜まった毒を入れ替えるには、脂肪を入れ替えることが有効です。

発汗を促進する

発汗することは、脂肪性毒を抜くのにもっとも効果的な方法です。それも、時間をかけてゆっくりと、じんわり汗をかくことです。岩盤浴や半身浴、酵素風呂、砂風呂、ホットヨガなどが有効です。

断食(ファスティング)をする

断食も、有効なデトックス方法です。外からの食を断つことで、体は脂肪をエネルギーに変えて燃焼します。それと一緒に、脂肪に溜まった毒素も排出されます。

断食をする場合は、まずは朝ごはんだけを抜く、半日断食から始めるのがおすすめです。いきなり本格的に始めると、続かないですし、逆にストレスを貯めることにもなりかねないからです。

解毒効果のある食材を摂る

玄米

玄米に含まれるイノシトール、ガンマオリザノールは、肝臓の動きを強めます。放射性物質の中和や解毒にも効果的です。

梅干し

天然のクエン酸は、化学物質や放射性物質を解毒します。添加物の入っていないものが望ましいです。

たくあん、ぬか漬け

腸内細菌の働きを活発化する乳酸菌が豊富。天然塩を使ったものを選ぶ。

納豆

腸内細菌を高めます。遺伝子組み換えでない、添加物不使用のものを選ぶ。

根菜、自然薯、ねぎ、らっきょう

自然の硫黄を含んでおり、放射性物質を解毒する。

海藻

10センチ角の昆布で、被曝を防ぐヨウ素剤1枚分に匹敵します。

香草

生姜、にんにく、しそ、ミョウガなど。特にパクチーは脂肪燃焼効果が強い。

ハトムギ

ヨクイニンに解毒作用があり、漢方薬としても使われている。

食事全体に言えることとしては、腸内環境をよくすることです。

その為には、排泄のリズムが整っていることが最重要です。腸の働きを促進する食物繊維は、栄養にはならないですが、腸の働きを高める為に積極的に摂りたい栄養素の一つです。

未来の子どもたちのために

これらの社会汚染からの影響を、現代社会で生きる中で0にするのは不可能です。しかし、なるべく避けることはできます。

食品にしても、最近はスーパーでも健康食品を売っている割合が増えたように感じます。環境問題も世界的に取り組んでいます。少しづつでも、多くの人の意識が変わっていくことで、未来の子どもたちのために良い地球環境を残しておくことは、私たちの定めなのではないでしょうか。

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