人は、常に自分の経験に照らし合わせて物事を考えます。
自分以外の人生を生きたことはないのだから、
当然そうなります。
しかしたとえば、本を読み、他の人の人生に
想いを寄せることはできます。
本はあらゆる時代、あらゆる場所、あらゆる状況に生きた
様々な人生を語ります。
自分以外の人間としての生き方、感じ方、考え方を
疑似体験できると同時に、
同じ人間として、どの時代、どの場所でも共通する大切なことがあることにも気が付くことでしょう。
それは知識を得るためではなく、心を豊かにする、
そんな本の読み方だと思います。